整体であなたの健康寿命を延ばしていこう。
我が国日本は、世界にも誇れる長寿大国です。
しかし、長寿と健康を両立させることは、なかなか難しいのが実情です。
健康を維持・増進するために私たちはどう過ごしていくべきなのか。日頃の生活の中で見直すべきこと、始めるべきことは何かを考えていくうえで、整体師という観点から、「整体」をすることによって皆様にどんな影響を与えることができるのかを伝えたいと思います。
身体を整える事(整体)を継続的に行うことは、5年後10年後に大きな差となってあらわれます。加齢とともに高まる健康リスクを軽減し、‘‘生涯現役”の充実した生活を目指すために。まずは現代の健康寿命を知ることから始めましょう。
課題は‘‘平均寿命”と‘‘健康寿命”の差を縮めること
日常的に介護を必要とせず、ひとりでも生活が送れる‘‘健康寿命”と一般的に言われている‘‘平均寿命”との差は、男性で約9歳、女性は約12歳もの開きがあるのです。それに加え平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳と年々過去最高を更新し続けています。(2019年簡易生命表より)このままいくと男性も健康寿命との差が約10歳に拡大することでしょう。
したがって人生の充実感を高めるためには、健康寿命をどのようにして延ばしていくかが、ますます切実な課題として浮上してきているのです。
健康な生活のために必要な3つの要素
健康を支えるうえで大切になってくるのが「運動」「休養・睡眠」「食生活」です。このうちのどれか一つでも欠けてしまうと健康状態に支障が出やすくなり、この3つの要素は健康を維持していくうえで重要なポイントとなっています。また、日々の快便・快尿も健康状態をあらわす大切なバロメーターです。
その中でも「運動」「休養・睡眠」の2つは整体とも関わりが深いものとなっています。
整体による効果とは
では、整体が健康を維持・増進するためにどのような効果があるのでしょうか。
整体の主な手法としては、揉みほぐし・指圧・ストレッチなどをしながら筋肉を緩めていくこと。または、身体を揺らす・振動を与えるといった事で、筋肉や関節まわりに刺激を与えます。
これらの筋肉への振動や刺激。曲げたり伸ばしたりといった施術は、「軽い運動」をしているのと同じような効果があります。
それだけではなく、身体を整えることで内臓の働きも本来の機能を取り戻し、自然治癒力も向上することが期待されます。
自律神経にも影響があり、交感神経・副交感神経が正しく働くことで「休養・睡眠」の面においても良い影響を与えてくれるのです。
このストレス社会で生きる人々にとって、運動不足を解消し、ゆっくり癒され、睡眠の質を向上できる「整体」はなくてはならないものではないでしょうか。
医療費にお金をかけるより、健康投資で先手を打つべし!
高齢化に伴い、国民医療費は年々増加しており、高齢になるほど一人当たりの医療費も増え、80代以上では50代の約4倍もの結果になるということがわかりました。こういった現実があるからこそ、積極的に取り組みたい健康維持・増進対策。
先ほど述べたように、「整体」は効率的な健康投資だと私は思います。定期的に身体のメンテナンスを行うことで、怪我の防止に繋がったり、精神疾患や病気の予防にも役立てられます。
30代・40代の方は特に、医療費にお金をかけるよりも、先手の健康投資を行なっていきましょう。